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Ween/The Mollusk

 お久しぶりです。今日は好きなアルバムを紹介したいと思います。
今日紹介するのはWeenのThe Molluskです。

・Weenとは?

 Weenは90年代に活躍したアメリカのロックデュオです。
メンバーはGene Ween(左)とDean Ween(右)の二人で活動しています。
二人は同じ姓ですが、兄弟ではありません。ラモーンズやフラテリスのような感じです。

80年代に中学校のタイピングの授業で知り合い、Princeが好きという共通点から「Ween」を結成します。
そこからカセットテープを用いたホームレコーディングでの作品を作っていき、94年には大手レコードレーベル「Elektra Records」との契約を勝ち取るまでになります。

変わった音楽性ですが根強い人気があるようで、現在でも大規模なツアーに出ては、観客達を熱狂の渦に包み込んでいるそうです。

・The Mollusk

 それでは、アルバムの紹介に移りたいと思います。
このアルバムはWeenの6枚目のオリジナルアルバムです。
前前作の「Chocolate and Cheese」ではプロのレコーディングスタジオを使用して録音を行っていた彼らは、今作では改めて初期のようなホームレコーディングに回帰します。

暗い航海をテーマにしたコンセプトアルバムであるため、本作ではニュージャージー州のロングビーチ沿いの家を借りて録音が行われたそうです。

音楽性はメチャクチャで、パンクがあったり、ポルカもあったり、サイケデリックかなと思ったらカントリーだったり。とても奇妙です。
様々なジャンルの音楽を咀嚼し消化した後に、ゲップと共に返ってきた音楽がコレだ!って感じです。

でもそれなのに、全体を通して海というテーマを感じ取れる作品になっているのがWeenの凄い所だと思います。

余談ですが、アニメのスポンジボブはこのアルバムから着想を得て作ったそうです。
このアルバムが存在しなければ、スポンジボブも存在していなかったかもれません(?)。

・好きな曲

 全曲好きですが特に好きな曲を7曲紹介します。

1 I'm Dancing In The Show Tonight
(「Are My Ears on Straight?」という50年代のノベルティソングのカバーです。ピアノが奏でるキャッチーなメロディにふざけたボーカルが絡み合って、とてもクセになる楽曲になってます。)

2 The Mollusk
(ギターのアルペジオとシンセの出だしから心をグッと惹きつけられます。溶けるような心地よさに、途中のホルンソロも相まって、最高な8分の6拍子の名曲となっています。)

6 The Blarney Stone
(まるで海賊の宴会のような雰囲気の楽曲です。この曲で使われてるアコーディオンの音色がより一層雰囲気を近づけていて、とても好きです。)

7 It's Gonna Be (Alright)
(一変してPink Floydのようなサイケデリック音楽へと変わります。短い曲ですが一生続いてほしいような陶酔感と安心感が得られます。)

10 Pink Eye (On My Leg)
(一辺倒なウォーキングベース。チープなシンセ音。寝起きのような「アー」という声。やっぱりWeenの根はパンク野郎なんだな…とこの曲で再確認できます。)

13 Ocean Man
(この曲はスポンジボブの映画でも使用されていました。もしかしたらWeenの中で一番有名な曲かも知れません。めちゃくちゃポップでオススメです。ギターソロも最高です。)

14 She Wanted To Leave
(フィナーレに相応しい壮大な楽曲です。かといってオーケストラを使いまくるわけでもなく、ライブで再現できるサイズに収めて、その中で素晴らしい楽曲を作っている。勉強になります。)

…以上、Yujiro Ozakiでした。